なぜ今井裕紀記者を実名で書いたのか――ロシア側の公表と私の編集判断 作成日時:2026年10月14日12時42分(日本時間)
先刻配信した記事では、ロシアで拘束された北海道新聞の今井裕紀記者を実名で記しました。ロシアの公的機関が氏名を明らかにし、拘束映像も公開していることを踏まえた判断です。その理由と、実名で伝える意味を説明します。
佐藤優
2026.10.14
読者限定
公的機関が氏名を公表している
先刻配信したThe Letterの記事で、私はロシアで拘束された北海道新聞の記者について、「今井裕紀」と実名で書きました。現時点で朝日新聞は匿名で報じていますが、私は別の編集判断をしました。これは朝日新聞の判断を批判するためのものではありません。私自身が何を根拠に実名を記し、それによって何を読者に伝えようとしたのかを、説明しておきたいと思います。
判断の根拠は、ロシアの公的機関が氏名を明らかにし、さらに記者を拘束する動画を公開しているということです。2026年10月13日付のロシア外務省のザハロワ報道官の公式コメントには、北海道新聞の記者として「Имаи Юки」と記されています。日本語では「イマイ・ユウキ」です。公式声明の所在は、https://www.mid.ru/ru/foreign_policy/news/2154455/ です。インタファクスも同声明を氏名を含めて引用しています(https://www.interfax.ru/amp/1122205)。